介護士 あるあるネタ№24 事故後の憂鬱

介護士あるある

福祉施設には事故が付きものです。

事故が起きた事のない事業所はありません。

その中で1番多いのは転倒事故です。

福祉施設は利用者様の入所受け入れ時にカンファレンスという会議をします。

入所時の状態を介護士、看護士、リハビリ職、栄養士、相談員等で皆で話します。

対応方法をしっかり話合いをして入所に至ります。

自宅と入所してからの生活も違うので1週間ほど生活してみて、生活の様子を評価して再度対応方法を確認しあうのです。

そうした対応をしていても

イレギュラーな事が起きるのが福祉施設。

予測不能な動きもするのも利用者さん

歩行状態がいかに悪かろうと

「床の物を拾おうと思って」

「トイレに行きたい」

「ご飯はまだかい」

などなど、様々な理由で歩く事があります。

日中、利用者さんが集まっているフロアでは目を離さないように必ず一人以上見守りの体制を取り

自身の歩行能力を理解できない方や、ナースコールの使い方も解らない利用者さんは

部屋では動いたら反応して音が鳴るセンサーや、踏んだらナースコールの鳴るマットを引いたりして

24時間体制で見守りしています。

そんな、万全な体制をしていても転倒事故は起こります。

フロアの見守り職員、他者の対応で数秒目を離した瞬間

「ドン!!」

振り返ると倒れている利用者さん

立とうとして椅子ごと倒れてしまったらしい。

マニュアル通りにベッドに横にして血圧と熱を測り、

全身の怪我を確認。

看護士に報告して状態と受診するかの確認。

そして事故報告書を記入。

忙しい業務の中、書く時間もとれない為、時間外で書く事も多い。

利用者さんが立ち上がり転倒してしまった経緯を細かく記入し、

転倒を防ぐ案を上げながら

自己の反省もして、頭がぐるぐる回ります。

「なんで目を離してしまったんだろう、、、」

同時に家族に事故報告の経緯を電話で説明。

怒る家族、不信に思う家族、逆にすみませんねと言ってくれるご家族様に心軽くしてもらえる事もあります。

ただ思いだすのは「ドン」という鈍い音。

何故防げなかったのかと自問自答。

そして事故検証と事故後の対応策をまた全職種を交えながら検討して

対応を変えながら、再度利用者さんの安全の為に業務にあたる。

職場の人員体制が悪かろうと、事故を防ぐ環境になっていなかったとしても、いくら利用者さんの方に過失が重かったとしても

当事者の介護職員の嫌悪感はしばらく続きます。

そんな、過酷な介護職場における介護士の、、、

事故後の憂鬱あるある。

銀です(^_^)  
奥さんの桜といっしょに夫婦でブログ運営をしています♪このブログでは
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