福祉施設で勤務表がギリギリになる理由

介護の悩み解決

皆さんお疲れ様です。

勤務表の事でこういう疑問を抱いた事ってありませんか?

「何で勤務表出るの、月終わりギリギリなのだろう。全然予定を立てれない!!」と。

福祉施設で勤務する事20年。勤務表を作成する事十数年。

そんな経験談を記事に残していきたいと思います。

まずは勤務表作成の段取り

勤務表を作成するのに、希望休を取るところがほとんどだと思います。これはシフトで動く現場では、土日の固定休がない為に、個人の用事などに配慮した素晴らしいメリットと感じてます。

この希望休があるから、シフト制の現場が好きという介護職も多くいます。

それでも多く希望出されるとシフトが組めないという理由でだいたい希望休は2つ~3つまでにしていて、それを越えてくるようなら要相談というようなシステムが多い印象です。

毎月10日~15日あたりで希望を締め切り、そこからシフト作成に取りかかります。

早いところでは5日〆という所もありました(笑)

遅れる原因

では、遅れる原因についてひとつずつ説明していきたいと思います。

遅れる原因①希望休の調整がつかない

希望休でも、我が道をいくと何も気にせずに他の人と同じ日につける人がいます。それも連休で。

ここの調整がまた大変。このまま受け入れてしまえば、法定人数を割ってしまったり、最低限の業務もこなせないという事が出てきてしまう為に、確認の為のロスが生じてしまいます。

本当の用事なら良いのですが、何も用事が無いのに希望を入れてくる猛者が、、、(´д`)

遅れる原因②法人内の調整

1事業所だけでなく、特養やデイサービス、訪問介護などで併設されている法人が多いと思います。

ある事業所では人が辞めるという話しが出ていたり、体調不良でスタッフが休むとか、来月の調整がまだできない事業所も出てきます。

退職者が多いこの業界ですから、これは日常茶飯事で「急なヘルプや異動の調整」が出てくる事がけっこう多いです。

自分のところの事業所が安定していても、逆にヘルプを頼みたい時に連携しやすいように、協力体制を取るのですが、早めに勤務表を作成していても変更になる可能性が高い為に、すぐに出せずに月末ギリギリまで調整している事が多いです。

遅れる原因③急な会議が組まれてしまう事が横行している

シフトを作成、職員に周知しても月末に「来月何日に会議を開きます」と上層部の都合のみで組まれてしまう事がある施設もあります。

そうなったらシフト出してから組み直しや調整が大変ですでに私事の予定を組まれたら変更もままならないのでギリギリまで待つ事もあります。

遅れる原因④単純に勤務表を作成する時間が取れてない

人手不足が深刻な業界で、作成するリーダーが現場から離れれない状況で、なかなか手をつけれないという理由もあると思います。月末に行わないといけない業務も多く抱えていて、人手不足で業務に付きっきりになって作成できない事もしばしば。

時間外でしか勤務表作成にとりかかれない人も多いです。

遅れる原因⑤ただただ、作る気をしていない

このパターンは本当にたちが悪いのですが、リーダーでも締め切り期間にだらしない人もいます。その他の能力で認められて昇進していても、期間守らない人もいます。

これは本当にタチが悪い人です。もっとシフトの重要性を知ってもらいたいです。

シフトに関して一般職員ができる事

シフトが出てくるのが遅いと嘆いてばかりでは改善されません。シフトも個人を大切にする余りに慎重になります。作成者だけが努力するだけでは、早期のシフト作成や上手い調整ができません。

職員一人一人の協力があれば、作成がスムーズになる事でしょう。

希望は本当に用事ある時にだけ

希望休が重なると本当に調整が苦労します。その用事が他に移せる用事なのかもリーダーは分かりません。なので確認だけでも時間が取られます。

融通が効く用事であれば事前にいつなら休みやすいかを相談するのも良いでしょうし、他の方の希望休が解るシステムであれば、ずらして付けるのも必要です。

「どうせ後から何かあれば調整するでしょ」なんて人ごとに思わないで下さい。

リーダーに作成の時間を作らせる

作成の時間は大切なものです。本来ならリーダーが調整するべきなのに「現場は大変だから抜けられない」と良い人が過ぎて任せれない人も一定数います。

シフトを見て作成時間がないなと思ったら抜けれるように打診してみて下さい。

現場の調整はリーダーだけでなく、職員の協力も必要なのです。自分も今は作成する立場ですが、役職も何もついてない時に「現場の調整は大丈夫なので抜けて下さい!」とリーダーによく言ったものです。

シフト作成して周知する期限がいつなのか確認する

この期限が曖昧になっているフロアも多いです。

作成できない理由はあると思いますが、期限がいつなのかはっきりしてもらいましょう。

期限までにシフトを作成していても、周知できない理由があればそれはリーダーのせいではないので、寛大な心を持ってほしいし、リーダーもその理由を周知して遅れる事伝えてほしいですよね。

理由が分からないのが1番気持ち悪い、不満になる要因になるのだから…

まとめ

勤務表はとても大事です。

職員にとっては1ヶ月の予定が決まる重要な事柄。ここが軽視していると負担も大きくなるし、大切にされている感覚にならず、ゆくゆく離職って事にもなりかねません。

シフト事態もリーダーだけでなく、職員全員の協力の下に作り上げていくものです。

そんな連携が取れるフロアが増えてほしいものです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。リーダーも一般職員も立ち回り方の一参考になれれば幸いです。

働きやすい職場増えたらいいな。

※めんどくさがりで勉強嫌いな自分がケアマネ試験に合格した方法

※介護現場で会議が長くなりがち。短縮する方法

銀です(^_^)  
奥さんの桜といっしょに夫婦でブログ運営をしています♪このブログでは
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