こんにちは、銀です(^_^)
先日、Twitterでこのような発信しました。
反響も大きく、固定ツイートにもしましたが
皆さんも廃止してほしい事と思ったからこれだけの反応もらえたと思っています。
自分、実はこの8つの事を改善しようと取り組んだ事があり、改善できた事できなかった事がありますが、体験談を記事にしていきたいと思います。
本日は第1弾
《夜勤前の時間外》廃止した話です。
老人保健施設で働いていた時の事で、結果を言えば改善できた話です。
何かの参考になれれば幸いです!
夜勤前の時間外の廃止取り組みのきっかけ
自分が老人保健施設に勤めていた頃、利用者さんはショートステイも含めて1フロア35名ほどで夜勤は17時~9時30分の従来型の勤務形態。
夜勤前に行う事というと
- 夜間で使用するポータブルトイレの準備
- オムツカートのオムツ補充
- パジャマを床頭台に出しておく
- 次亜塩素酸の作り直し
- etc.
ひとまずこれらの事を行う決まりになっていました。
ポータブルトイレは5~7台居室にセット、日勤の使用したオムツを何故か夜勤者が補充するスタイル(だいたいは日勤で使用した物は日勤で補充かと思うが)で行っていました。
これらを行うのに夜勤者は16時前から出勤してせっせと準備を行っている姿を見て、中途採用だった自分は「変だな、、、」とずっと思っていました。
ただ新人の頃からそういう環境で育った職員は何も疑問に思っておらず、主任以上の役職者も生え抜きで、ずっとこの環境で育った為に何も考えずに、早い人は15時30分には出勤して行っていました。
自分も最初は合わせて16時すぎくらいに出勤していました。
この時はまだ平社員でしたがただ前の職場の経験も活かし、日中の業務改善を取り組んでいき、日中の余裕が生まれた時におかしな現象が起きていました。
日勤で余裕できた為、ゆったりムードで雑談も交えながら仕事できているのに、
夜勤者は変わらず16時前に出勤してせっせと準備している。
自分の心の中では「うーんW」て内心、疑問に思わないスタッフに疑問を抱いていました。
しかし、今がチャンスだと書面にまとめて当時の上司に改善案を提出。会議で話し合いを行う事にしました。
改善案を会議で提案、空気感が変わった!
会議の提案する前に、当時の課長(現場トップ)に相談。「改善しないといけないと思っていて、手をつけれていなかったんだ、進めてみて」と言質をとったので、改善案を書面で纏めました。
行っている事を空いた時間でできないかという事を
批判ある前提で作成した改善のたたき台を作成。
たたき台をベースとして部署会議で提案すると
「ほとんどの人は時間外をしていたくない、しているのはおかしい」というのは職員ほとんど思っていたみたいでしたが、皆が行っているからと意見を出せない雰囲気だったとの事。
「じゃあ、早く出勤しないようになれる為に皆で考えよう!!」
この雰囲気を作り出せました。
中には反対そうな雰囲気の人も一部(役職者)いましたが
すでに【改善しようという全体の空気感】に何も言えない状況に。
ここまで来たらもう改善できたも同然!!と、心で思いながら、たたき台を元に改善案が纏まりました。
- ポータブルトイレは16時以降、手がすく時があるので遅番が準備
- オムツ補充は16時30分頃に早番が夕の排泄介助終了後に補充
- パジャマは就寝時、着替える時に取り出せばいい(そんなに手間ではない)
- 次亜塩素酸は夜間でもいくらでもできる。
割とすんなり他に当てはめる事ができたのも、日中で業務改善できてたのも要因として大きかったです。
改善してみた結果
案を元に夜勤前の時間外廃止。
行ってみればできるもので、皆は「なんかまだ慣れないなぁ」と言いながら16時30分に出勤。記録読んで申し送り受けてフロアに出る流れ。
早く出勤しなくなった効果は他にも表れて
・日勤者と夜勤者の無駄話が無くなった
・日勤で片付けようとしていた事など、早く来てしまう夜勤入りの役職者や経年高い先輩に「これ、どうなってるの?」と突っ込まれる事も無くなり、一般職員のストレス減る。
という事も合わせて改善できました。
十数年もその体制で行っていた時間外の習慣も改善してしまえば、3ヶ月も経つ皆慣れてきて、17時勤務も16時50分ぐらいに出勤する人も増えて
「うん、正常!!」
と心の中で思うのでした。
余談 特養にヘルプ行った時の話
同じ兄弟系列の特別養護老人ホーム、いつも人手不足という話を聞いていたけれどもヘルプに来てほしいという事で半年間、ヘルプに行っていた時期がありました。夜勤も含めてです。
ヘルプで行っているのにも関わらず、そこの役職者さんは「夜勤は16時に来て次の日の水分を準備して、、、」と何も疑問に思わず。ヘルプの自分に平気で時間外を強要してきたのです。
それを聞いてヘルプの立場の自分は
ドクターXの大門未知子を彷彿するように
「致しません!!」
と断りました。その業務夜勤中で行いますと。
そうしたら同じ夜勤の人が早く来てそれらの業務を行っていました。
「何も疑問に思わないだろうか?」
と、この時に思った事でした。
疑問に思い行動する事は大事だなと、再認識した半年間の経験でした。
まとめ
という事で夜勤前時間外を撲滅した話でした。
まずは疑問に思う事、相談してみれば本来なら改善したいと思っているけれど、口に出して言えないという人は多いので声を具現化する取り組みを行う事、批判を覚悟でたたき台を用意したら話は進みやすいです。
人間は批判したい生き物。実は批判の先を
「時間外を無くしたい提案」を叩かせるのではなくて、
「たたき台を批判させる」という方法を選びました。
結果、時間外を無くす事になるのだから、自分の意図がうまくはまった事例になります。
皆さんも改善に取り組みたい事がたくさんあって、なかなか声に出せない事も多いと思いますが、長く働く職場を一時の努力で働きやすい体制になれたら最高じゃないですか?
うまくいかない事もたくさんだけれども、
何かの参考になれれば幸いです(^_^)
次回は《夜勤明けの時間外撲滅に動いた話》を記事にしたいと思います。
では、また!!
コメント
こんにちは
ツイッターからブログ拝見させてもらいました。
僕のところも全く同じような感じです。
ただ、僕のところはどう考えても夜勤中にしても間に合うこと。夜勤中にすればいいことを何故か早く出勤してやることになってます。(暗黙の了解)
僕は自分が仕事出来ないことがわかっているので、いつも30分前に出勤して情報収集して、そのついでにするのですが、他の人は別に早く来なくてもいいんですよね。
だから、僕は新人の子や夜勤を一緒に組む子には、「ギリギリでいいから。夜勤中にすればいいんやし」って言ってます。
こう言うよくわからない暗黙のルールってありますよね。
コメントありがとうございます。自分自身もそういう理不尽な業務の流れに抗い、一人でやっていても変な目で見られるので
そういう意識に皆がなればいいと思ってます(^_^)