桜です(*^_^*)
我が家では2015年頃から本格的に貯金を意識し始め、現在は一つの目標であった貯金一千万に到達した訳ですが、そこに至るまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。
今だからこそ笑える話、大変だった話、
色々な事を交えて振り返ってみたいと思います。
マイナスからのスタート
割と長めの交際期間を経て入籍したわたし達夫婦ですが、
実は入籍前に一度お別れしていた時期があります。
それは、銀さんがしていた消費者金融からの借金が原因でした。
実家暮らしなのに、あまりお金のない人だな~とは思ってはいたのですが、
交際して数ヶ月経った頃に借金の事実を告げられ、破局しそうになりながらも側で支えて行く事を選択。
裁判所に一緒に行き特定調停という手続きを済ませ、
借金は銀さん自身が数年で無事完済しました。
でもその間にも色々あり、一番印象に残っているのが、
義両親や義姉(まだ結婚前ですが)との毎年恒例の家族旅行に行く際に、義実家に着く直前になって「実はお金無いから貸して欲しいんだ。」と告げられた事です。
その時わたしは銀さんの運転する車の中。義実家にはもう数分の距離。当日になってのドタキャンは人として最悪。義両親や義姉は、彼の借金の事など伝えていなかったので、この時は知る由もありません。
わたしにとっては、銀さんにお金を貸し、怒りで震えそうな感情を抑えながら、何事もなかったかのように振る舞わなくてはらない、最悪な旅行でした。
このように一部分だけを切り取ってお話ししてしまうと、ただの苦労話に聞こえてしまうかもしれませんが、そういう事を伝えたい訳ではありません。もちろんそれ以上に楽しい事も沢山ありました。
そんな事も乗り越え、借金も完済出来、これからやっと幸せな生活が手に入る…という時に、
わたしがバーンアウトのような状態に。
もう自分の役目は終わったような気がして一方的に別れを切り出します。
その後、1年ちょっとの冷却期間を経て、銀さんともう一度やり直すことになるのですが、
これはもう、一世一代の大博打でした。
銀さんといると居心地が良くて、自分らしく居られる。
でも、借金癖は一生直らないとも良く聞く。また同じ事の繰り返しにはならないだろうか。
色々と葛藤がありながらも、信じていこうと決心します。
交際期間が長くお互いの事は良く理解しており、復縁する=結婚という認識だったので、そこからの流れは速かったです。
お金の管理は妻担当、そして夫の退職
こうして入籍し一緒に生活し始めたわたし達ですが、今までの経緯もあり、自然な流れでわたしがお金の管理をする事に。銀さんはお小遣い制でした。
翌年には海外に新婚旅行に行き、式は挙げていないもののウェディングフォトを撮り、幸せいっぱいでしたが、
銀さんが職場の上司との関係性に疲弊し精神的に参ってしまい、それが原因でその年の年末に退職してしまいます。
「今まで頑張ったんだから、ゆっくりしたらいい」
そう思い、銀さんが自分から動き出すまでは、あまり余計な事は言わないようにしていました。
少し経った頃、銀さんが自分から「建築系の公共職業訓練に通ってみたい。」と言い出し、わたしもそれに賛同します。
その環境が良かったのか、前の職場から解放された事によるものか、銀さんの調子は以前のように戻っていきました。
直らない浪費癖
退職してから数ヶ月間、銀さんは無収入。(気になって過去の家計簿を引っ張り出してみたら、5月からは職業訓練の手当てが支給されていました。)
が!!その間、またも銀さんはやらかしてくれました(-_-;)
お小遣いは今までと同額を渡し続けていたのにも関わらず、時間に余裕が出来た銀さんは、元々好きで良く行っていたパチスロに足繁く通い、散財…
退職による収入の減少に伴い、わたし分のお小遣いは無くして、その分を銀さんにも分かるようにリビングにある貯金箱に貯めていたのですが、(〇〇円貯まったら、旅行行ったり贅沢家電を買おう等話していた、命名:夢貯金)
事もあろうに銀さんは、そのお金に手を付けてしまったのです。
しかもそれを、仲間との飲み会に出掛けた先からLINEでの報告。
事前に聞いていたら、飲み会になんぞ行かせてもらえる訳がない。なので事後報告。
この時、飲み会代はお小遣いとは別に渡していたし、伝えるチャンスは何度もあったはず…
はらわたの煮えくり返る思いとは、まさにこの事かと思いました。が、銀さんの精神面を考えると、強く言い過ぎる事も出来ない…(結構言いましたがw)
その後、使ってしまった分は月々のお小遣いから差っ引く事で和解(?)した二人ですが、
その後も、お小遣いが足りなくなれば勝手にコンビニのATMで下ろしては、後からわたしにバレて問い詰められる事数回…
そんな事があり、結局いざという時用のキャッシュカードまで没収された銀さんなのでした。
再び介護士夫婦へ
仕事の話題に戻りますが、その後数ヶ月間の訓練を終え、建築系の会社に転職。…したのですが、やはり介護の仕事が恋しくなり、
一度は離れたものの、もう一度介護の世界に戻る事にした銀さん。
どうなる事かと心配していましたが、何のその。
今もその時の職場で、異動も経て管理者として働いています。精神状態も安定。
嫌な環境から離れる事が、逃げだとは思わない。むしろ最善の選択だったと今でも思っています。
そして長女の誕生
その数ヶ月後、わたしの妊娠が発覚。
その年の年末に長女が誕生しました。
銀さんの精神面は安定そのもの。仕事も順調で、幸せいっぱい。
…と行きたい所ですが、長女の出産に伴い産休・育休を取る事を選択したわたし。
お休み中の手当ても出て、社会保険料も免除となり、ありがたい限りだったのですが、
そんな時でも頭をよぎるのが、銀さんの浪費の心配。
これからは子どもの将来の為に、今まで以上に貯金の事をしっかり考えていきたい所ですが、
うちには浪費の神様がいる…
どうやったら分かってもらえるだろう。いや、どうやったらコントロール出来るだろう…
そんなわたしの気持ちを知ってか知らずか、今までわたしが言われて何度も救われてきたはずの、
銀さんのスーパーポジティブな「何とかなる」が頭を悩ませます。
あえてのクレジットカード使用OKに
試行錯誤を繰り返した結果、わたし達夫婦がたどり着いたのは、
- それぞれがクレジットカードを所持。
- 家計から捻出する物やいざという時の買い物は、基本はクレカ払い。(日用品やガソリン代他)
- 個人的な買い物は現金払いorクレカで支払った場合は、使った分をわたしに現金で渡す。
という至ってシンプルなやり方です。
元々浪費癖のある銀さんにクレジットカード使用を解禁するのは、結構な覚悟が要りましたが、
その結果、銀さんのお小遣い制度はそのまま(むしろ無職時代よりも今の方がお小遣いは少ないw)なのですが、
不足分を勝手に貯金箱から持ち出したり、ATMでこっそり下ろしたりする事もなくなり、
今では自分のお小遣いの中から、たまにご褒美のスイーツやおつまみ等を買ってきてくれたりするようになりました。(それは銀さんが頑張って禁煙に成功したことにより、お小遣いの使い道に余裕が出来た事が大きいのだと思いますが)
クレカ払いで購入する物は、ガソリンや買い忘れた日用品等の必要経費のみなのですが、
自分のさじ加減で買い物出来る範囲が広がった=自由度が増した錯覚が、満足度に繋がったのではないか、と分析していますw
まとめ
夫婦や家族のお金を管理するに当たって、使っていいお金の額も多過ぎず少な過ぎず、皆にとってのちょうど良いを目指したいと常々思っています。
銀さんに限らず、人は制限があると少なからず不満も出てくるもので、
周りの環境と同等に見られたいと無理をしたり、背伸びして自分を良く見せようとしてしまうものなのかもしれません。
「いや、誰に見栄張ってんだよ!」
と思わず突っ込んでしまいたくなりますが、
管理するのはあくまでもお金であり、人の自由度を制限する事とは違うと思うので、
同じ予算内でも、いかに自由度が大きいと感じてもらえるか、満足感を与えられるか、
これからも日々研究を重ねつつ、
生活の質の向上と貯蓄率UPを目指していきたいと思います(*^_^*)
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