業務改善は素晴らしい。
介護現場の悩みを全て解決する可能性があるのです。
福祉関係の事業所ではこういった悩みは付きものです。
- 高い離職率
- 人間関係の悩みが多い
- 利用者様のケアが充実できない
- 不適切な対応、虐待じみた言動
- 時間内に業務終われない
これら当てはまるならこの記事を読んで見てください。
業務改善は何故すると思いますか?
業務改善は利用者様の為、また職員が働きやすくする為に行う事です。
ビジョンを持って取り組めばすごい力を発揮します。
私は介護職員として20年間働いてきました。
特別養護老人ホーム、老人保健施設、障がい者支援施設、グループホームと事業所を経験しており
現在はグループホームの管理者を行わせてもらっています。
業務改善に本気で取り組み、
現事業所は残業ほぼ0に。
有給取得も2ヶ月に1回ペースで取得できるようになりました。
今回は業務改善する事により、どんな変化が生まれていくか
紹介していきたいと思います。
少しリーダー職向けの内容になっていますが
何かしらの改善のきっかけになれれば幸いです(^_^)
業務改善で余裕を生ませると、、、
離職率を減らせる
業務を効率化すると職員の負担感は激減します
離職する人の理由は
「もう疲れた」
「忙しくない職場に行きたい」
などが多いと思います。割に合わないと感じるんですよね。
給与面でなかなか還元できない分、普段の業務を調整しなければ
職員も疲弊して、今の給与で納得いかずに
「離職」という言葉が浮かぶのです。
「やめたい・・・他の事業所に行きたい」と。
今にもはち切れそうなスタッフが多いなら
改善の努力してみてください。
また「こうなったら効率的なのに」と意見を言っても耳も傾けてもらえてないとか思った経験ありませんか?
ただでさえきついと感じる仕事をこなす職員達。
職員達がストレスを感じ効率的に感じる業務ができればストレスも減っていく。
それで離職しなければ大儲けです。
職員の声に耳を傾けて改善していく事が大事です。
人眼関係のトラブルを減らせる
何故、人間関係のトラブルになるというと、
余裕がないからなんです。余裕がないと、、、
些細な事でも怒りを感じて相手の事を許せなくなる
少し時間が経って落ち着いたら
「あれ、なんでこんなことで怒っていたのだろうか」と。
そんな経験ありませんか?
これは忙しいから起こる事で、忙しいと心の余裕を無くし他者の言動に引っかかりやすくなり、怒りに繋がる。そしてどんどんと人間関係が悪化していく。
これが職員同士でも起こりうるし、時には利用者様に向く時も。。。
なので余裕を持つという事は大切なのです。
なかには本当に馬があわない人がいますが
たいていはこれで皆許せる心を持てます。
結果、トラブルが少なくなるのです。
利用者様のケアが充実する
余裕が生まれるとは時間が生まれるという事。
今までできなかった事に調整しつつ当ててください。
- 歩行訓練
- レクリエーション
- 創作活動
- 個別リハビリ
- 集団リハビリ
- etc.
やりたい事たくさんですよね。
効率化し、必要な事はあてていってください。
虐待予防!!
上でも書きましたが、忙しくなると心の余裕が持てません。
そして、虐待は目が届かない夜勤で起こる事多いです。
1名夜勤の事業所は目が届きません。
2名体制での夜勤でも片方が仮眠入ってる
時間などに不適切なケアしたりと。
そしてこういう発想で積みこみすぎていませんか?
「日中の業務でできないから夜勤でやろう」と。
その結果、夜勤の業務を詰め込みすぎて、夜勤中に動きっぱなしという事も、、、絶対やめた方が良いです。
一般職員は書類関係の仕事の時間を与えられない事がほとんどで夜勤でカバーしている人も多い。
夜勤はただでさえ起きてるのがつらい仕事に加え、利用者さんが不眠なら業務も回せなくなり、そんな中でも「決まってる事はやらないと」という使命感でストレスになる。結果、余裕を無くしてしまう。
本末転倒ですよね。業務改善していき
日中に余裕を持たせて夜勤業務の負担を減らすぐらいの方が良いです。
職員の気持ちを落ち着かせて不適切なケア、虐待を防いでください。
必ず個人の問題だけではなく、職場の労働環境の問題もあるので。。。
業務改善して余裕を持たせていくとリスク減らせます。
介護の仕事を志した人、最初から悪い人はいないと信じてます。
私の職場でも、就任した頃は口調の強いスタッフがおり、頭悩ませている日々もありましたが、改善していき余裕が生まれると、利用者様に対する口調は和らぎ丁寧になっていった事があり、実際に体感しているところではあります。
定時で退勤、詰め込み過ぎに注意
無駄を省いていくと、
ふと「あれなんか時間余るようになったな」と感じる事があると思います。
「これで良いのかな?」と。
職業病とも呼べる「忙しく動いていないと落ち着かない」
この感覚が敵なのです。
すぐに業務改善で何かを詰め込み忙しくしようとする。
「だって手が余ってるからもったいない」と。
それはやめましょう。
もしやる事ないなと感じたら利用者さんの
爪切りや耳掃除などなどできていない細かい事を隙間時間でやっていきましょう。
普段できない事が充足していき、できたという事での仕事の充実度も上がります。
そして、業務は詰め込みすぎずに16:30以降の時間は余裕を持たせて、利用者様とコミュニケーションが取れる時間を意識的に設けてください。
夕方は帰宅願望が始まる時間帯でもあり、コミュニケーションによって解消される事も多いです。
見守りなども立派な業務です。
また日中の入退所の有無だったり、イベントとかもあれば当日の記録担当の業務も押してるかもしれません。
その時間でフォローできるよう体制にはして皆で定時に上がれるように意識しましょう。
※詰め込み過ぎずに業務調整してください。
まとめ
という事で業務改善して余裕を持たせた後の効果を書いていきました。
書いていてかなりリーダー向けの記事になったなと自分の感想です。
様々な年代が働いている職場において、改善していくのは簡単ではないです。
中には猛反対に遭う事もあるでしょう。
慎重に進めないといけない事ではありますが、達成した時にはかなりの恩恵があります。
紹介の時にも書きましたが「残業ほぼ0」と
「2ヶ月毎の有給取得」と達成しています。
対人トラブルも少なくなり、職員の笑顔も増えました。
職員が働きやすい環境を整えていくという事は
最終的に利用者様が質の高いケアを受けれるという事に繋がります。
良い職場を目指し研鑽していきましょう!!
では!また!!
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